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UDベルトとは

UDベルトとは視線を誘導する「ゆうどうマーク」と広告を印刷した多機能手すりのことです。

「ゆうどうマーク」とは

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「ゆうどうマーク」とは一定のマークを等間隔に置くことで視線を手すりに誘導し、エスカレーターの動きを認識させる人間工学に裏打ちされた安全性の高いデザイン技術です。

「ゆうどうマーク」はエスカレーターの転倒事故を防止する特許として登録されています。

転倒事故防止技術

【特許番号
【現特許権者】
【共同出願人】
【発明の名称】
【発明の概要】

特許第4989862号
株式会社UDエスカレーター
東日本旅客鉄道株式会社
エスカレーターの転倒事故防止用手摺ベルト及び転倒防止用エスカレーター
全長に複数個有する方向表示マークを表示した、
エスカレーターの転倒防止用手摺ベルト

​エスカレーター事故を大幅削減する理由

「ゆうどうマーク」は事故防止の効果が確認されており、安全性を大幅に向上させます

事故が減少するメカニズム

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逆乗りの防止

ゆうどうマークが流れる方向を手掛かりとして、上下方向の判断が容易にできるようになります。

身体バランスの向上

ゆうどうマークに注目することによる姿勢の回復と視野の拡大により身体バランスが向上します。

乗り込みやすさ向上

場所によって回転スピードの違うエスカレーターにゆうどうマークをつけることにより、利用者はエスカレーターのスピードの把握が容易になります。

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西日本旅客鉄道株式会社の協力を得て実施した2009年から2014年の岡山駅での6年間の追跡調査により、UDベルト導入エスカレーターでは平均で78%の転倒事故を減少させることが確認されています

新幹線岡山駅における6年間追跡調査

​産官学連携による実証実験

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日立製作所

視覚障害者を
被験者とした
​視認性効果の実験

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JR東日本

新宿駅・上野駅で
1年間の実機
​耐久試験

​※画像はイメージ

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東京都盲人福祉協会

新宿駅で
弱視障害者による
​仕様検証実機実験

​※画像はイメージ

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日立・慶應義塾大学他

視線誘導効果に
​ついてJR高崎駅で実機実験

国のバリアフリーガイドラインで推奨

​ゆうどうマークが事例として掲載されています

国土交通省のガイドラインで掲載

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ベルトの地色としるしの色のコントラストが強く、しるしの動きが認識しやすい。

エスカレーターの進行方向がわかり、誤侵入の防止等に有効である。

国土交通省バリアフリー新法に基づく知的障害、発達障害、精神障害のある人のための施設整備のポイント

国土交通省バリアフリー整備ガイドライン
旅客施設編

エスカレーターのベルトに、しるしをつけることにより、進行方向がわかるように することが望ましい。

​ゆうどうマークと広告の共存

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「ゆうどうマーク」と広告が共存することでエスカレーターの利用がより危険となったり、広告効果が減少することはなく、「ゆうどうマーク」が伴う広告媒体スペースは転倒事故を防止する特許として登録されています。

転倒事故防止 + 触媒表示

【特許番号
【現特許権者】
【共同出願人】
【発明の名称】
【発明の概要】

特許第4989863号
株式会社UDエスカレーター
東日本旅客鉄道株式会社
エスカレーターの転倒事故防止用手摺ベルト及び転倒防止用エスカレーター
全長に複数個有する方向表示マークと、各表示マークの間のスペースに注意文字や広告を表示した、エスカレーターの転倒防止用手摺ベルト

「ゆうどうマーク」の共存による広告効果の向上

エスカレーター進行方向の判断速度が約4倍早くなり、さらに広告効果も高めます

※低視力シュミレーションによる弊社調査
​「ゆうどうマーク」の効果を正確に引き出すため、広告との最適な間隔を分析し、有効なデザインの検証を行った

広告のみ

マーク+広告
​(推奨)

図1.png

​約4倍の差

(秒)

4

3.5

3

2.5

2

1.5

1

0.5

0

細い矢印

マーク+広告
​(間隔なし)

マーク+広告
​(間隔短め)

デザイン毎の判断スピード

手すりに視線が集中する

目立つマークは利用者の注意を引き、エスカレーターの進行方向の判断を容易にする効果があります。

広告が記憶に残りやすくなる

行頭記号(文章の頭の記号)の働きにより、広告の存在を「意味のある塊」として目立てせやすくなります。

利用者が立ち止まりやすくなる

手すりに視線が向くことで、立ち止まる利用者の割合が約46%増加します。

形式:低視力シュミレーション

実験内容:手すり部分のみを再現したミニチュア模擬装置により上下方向の判断までの時間と正答について計10回答えてもらい測定。ミニチュア模型は実機のエスカレーターを11.2mの距離から観察した大きさに相当。
(ブラーシュミレーターというすりガラスを通して見ることで視力0.015条件を再現)

対象:0.7以上の視力を保持する23-45歳の男女

実施年:2007年

協力:慶應大学、首都大学東京

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